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twin★love

第11章 11★君のため

苦しそうに絞りだすような声で言った先輩。

『あたし、こんなに先輩を傷つけていたんだ…本当に、最低だ。』

激しい自己嫌悪と後悔で、亜子の目からはまた涙があふれる。

「泣かないで。でも亜子ちゃんのことを笑顔にできるのは、俺じゃない。」

そう言うといつもの優しい笑顔で笑った。

「俺はまだこれからも亜子ちゃんのこと、
好きだと思う。だから亜子ちゃんには笑顔でいてほしい。いつも笑っててほしい。」

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