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twin★love

第13章 13★好き

亜子はゆっくり頷いた。

すると蓮はものすごく嬉しそうに笑い、亜子をぎゅっと強く抱きしめた。

「…やった。」

その笑顔に、亜子の胸はきゅっと締め付けられる。

「…そろそろ帰るか。」

「うん、そうだね。」

もう六時を過ぎていて、部活を二人ともサボってしまった。

初めての恋人同士になってからの蓮との帰り道。

晴がいない時、何度も二人で帰ったことはあったのに、今日は特別に感じる。

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