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twin★love

第5章 5★蓮の思い

「亜子ー!蓮君来たから上がってもらうわよ!」

階下から亜子の母親が言う。

『えっ!?蓮ちゃん!?どうしよう!』

今は顔をあわせたくないのに…

「よ!亜子!」

なのに蓮はもうすでに部屋の中に入ってきた。

「なんだよ、そんな顔して…って、俺がさせてんのか。」

自嘲気味に笑うと蓮は亜子の隣に腰を下ろした。

肩と肩が触れ合いそうな距離。

隣に、蓮がいる。

そう思うだけで胸のドキドキが止まらなかった。

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