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twin★love

第6章 6★晴の思い

そして右手を繋がれる。

「せ、先輩…」

こんなにかっこいい、優しい先輩が自分なんかを思ってくれる。

『これで、いいんだよね。』

亜子は自分に言い聞かせた。

家の前まで送ってもらい、先輩と別れた亜子は先輩の姿が見えなくなったあと、大きくため息を思わずついた。

『なんだか疲れちゃった…』

空を見上げると、目に入るのは目の前の家。

視線は自然と二階の窓へ。

『まだ電気がついてない…晴ちゃん、まだ帰ってないのかな。』


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