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twin★love

第6章 6★晴の思い

その言葉にドクンと胸がなった。

『ここで逃げちゃだめ…言わなきゃ!』

「うん、テニス部の秋山先輩。」

すると晴は亜子の体をぐいっと自分のほうへ引き寄せた。

ぎゅっと強く抱きしめられた亜子は何が起こったのか、理解できなかった。

「…亜子、ごめん…けど俺、亜子が好きなんだ。亜子だけが、ずっとずっと…」

晴の苦しそうな絞り出したような声を耳元でささやかれると、亜子はなんだか泣きそうになる。

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