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twin★love

第6章 6★晴の思い

昔からいつもそうだった。

「晴はおもちゃ、いらないの?」

母親はおもちゃ売り場を通りすぎようとする晴に言う。

「ううん、僕いらない。」

争い事とか、ケンカとか、そういうものも苦手。

幼なじみの蓮とは正反対で大人しくて、自分の意見をはっきり言うのも苦手だった。

そんな晴が初めていった、誰にも負けたくないと思ったこと。

それはもう一人の幼なじみの女の子だった。

小さい頃からずっとずっと特別な女の子。

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