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twin★love

第7章 7★モヤモヤ

『校内で大胆なことする人もいるんだ…』

引き返そうと方向を変えた亜子の足をまた止めたのは、聞き覚えのある、その声。

「…っは…声、出すなよ…っ…」

その少しかすれた声は蓮の声だった。

「…あっ、ああっ…れ、蓮君!」

そして同時に、チャイムが鳴り響いた。

「あーあ、はい、終わり。俺はここで寝てくから、もう行けよ。」

そしてシャッとカーテンが開くと、中から乱れたシャツを抑えながら女の子が出てきた。

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