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twin★love

第8章 8★接近する距離

「それがね、実は亜貴も仕事で家にいないの。」

亜子はフォークをおいて亜貴を見る。

売れっ子翻訳家の亜貴。

亜貴もまた海外に仕事でいくことは珍しいことではない。

作者本人と話し合うことも、よくあることだ。

だけどそんな時はいつも亜子はひとり。

祖父母は遠くに住んでおり、預けられたことはなかった。

だからこういうときは…

「悪いんだけど、また蓮ちゃん家か晴ちゃん家にお願いしておくから、よろしくね。」

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