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twin★love

第8章 8★接近する距離

すると亜貴がフォークをおいて立ち上がった。

「何言ってるんだ!大切な一人娘に何かあったら、どうする!」

「そうよ、最近は物騒だし。」

ふたりの剣幕に亜子は何も言えなくなってしまう。

ご飯を食べ終えるとさっそく松崎家へ出かけていった莉子。

莉子が帰ってきたことが相当嬉しいのか鼻歌まじりに洗い物をする亜貴を見ながら、亜子はソファでため息をついた。

『はあ…どうしよう。』

こんなときに限って、運が悪い。

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