テキストサイズ

twin★love

第8章 8★接近する距離

その日を境に亜子は毎日のように殴る蹴るを、繰り返された。

その首謀者は三島由梨香という女の子だった。

三島由梨香はバスケ部のマネージャーで、一年生の時蓮に一目惚れしてバスケ部に入ったらしい。

そんな彼女の手はすごく卑怯で、殴ったりけったりする場所は外からはわからない部分ばかり。

はじめは耐えていた亜子だったけど、もう限界が来ていた。

その日も何度も蹴られ、殴られ、亜子は一人、体育館の裏の壁に寄りかかって座っていた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ