濃密 恋絵巻
第1章 ~タイムスリップ…!?~
首筋のラインに沿うように舌先で丁寧に滑らせ、時々優しく吸い付いたり甘い刺激を与えていく…
「あっ……あ……」
少しくすぐったいけど …なんか気持ちいい…
少し下へ移動してきた唇は、舌先で今度は鎖骨をなぞり始めた。
同時に、手はゆりなの着ている浴衣をゆっくり乱していった…
あれ…?
そういえば制服だった のに…
シャツのボタンを外さず脱がされていく事に違和感を感じたゆりなは、ハッと我に返り自分の姿を見てみると…
制服ではなく、男物っぽい白い浴衣を着ていた事に驚いた。
「あ…あのっ…制服はっ …」
「着ていた物なら、濡れ ていたから洗って干し た…」
あっ洗ってっ!?
そっそれってっ…脱が せて…
自分が気を失っている間、月蔭に制服を脱がされてる光景を想像して耳まで顔を真っ赤にさせた。
「お前の身体を見るのは 2回目だから、もう恥 ずかしくはないだろう ?」
「そっ…そんなの…恥ず かしいに決まってるっ …」
だってわたし…初めて だし…
「…男を知らないのか? 」
「えっ…」
そんなはっきりと言わ なくても…
遠慮ない月蔭に、ゆりなは恥ずかしさで言葉を詰まらせた。
「…初めてか……俺もだ …」
「えっ…?」
今…なんて…?
「安心しろ…ヤリ方は知 っている
前に城へ出向いた時、 目にした事がある」
「えっ…」
それって…エッチして る所を見たって事だよ ね…?
って、城ってなにっ?
「どうした?」
一気に色々な情報が入り、ゆりなの頭はパニック寸前まで追い詰められてしまった。
月蔭は、そんなゆりなの顔を首を傾げながら覗き込んだ。