「先生、食べちゃっても良い?」
第2章 特別室
しかし、それも虚しく曽根崎君からの反応は、余裕そうな笑み。
「それで凄んでるつもりなの? 全然怖くないんだけど」
そのままペロッと舌舐めずりしたかと思うと、曾根崎君は胸を揉む手を止め、再び私の唇に口付けた。
「んぅ……んっ……」
その先程までの様な可愛らしくない、濃厚なキスに息が詰まりそうになる。
何度も唇を食まれちゅうっと吸われると、口内に舌が侵入してきて、拒もうとしながら目の端に涙を溜めた。
いやらしく特別室にぬちゅぬちゅと響く水音。
その音を聞いて、だんだん嫌でも体がかあっと火照り始める。
「んぅ……んんっ……」
キスをしている間にシャツのボタンを外された事にも、下着を下へズラされるまで気づかなかった。