「先生、食べちゃっても良い?」
第11章 教室
その言葉通り彼の右手は上の下着のホックへと伸び、隠れた胸の膨らみを露わにしようといとも簡単に外してしまう。
私の意思なんてお構いなし。冷酷そうな、無感情の様な瞳でじっと見つめてくると、強引に下着の紐を掴んで脱がしに掛かった。
……が、それを断固として阻止する私。胸の前で両手をクロスし、下着を剥ぎ取られまいと後ずさる。
「やめてください! 」
「諦めろ」
「あ、諦めれるわけないでしょう!? ……第一、先生だって山田さんとはどうなってるんですか!?」
「……は? 山田?」
「そうですよ! 私にばっかり言ってますけど、自分だってしてたじゃないですか! た……体育倉庫で……」
二人の行為を思い出すと恥ずかしくなり、私は先生から目をそらした。