「先生、食べちゃっても良い?」
第12章 特別室 その参
「……ああっ……! はあっ、キョウ君……」
「先生、いった? 」
「うん……」
ピタリと抽送を止めたキョウ君に頷いてみせると、突然ガバッと抱きしめられ、何故か頬にちゅっとキスをされる。
「ああ、もう、本当可愛い、先生!」
「……えっ? どうしたの? キョウ君……」
首に両腕を回されたまま、この状況に理解苦しんでいると、更に耳元で甘く囁かれた。
「可愛くて、可愛過ぎて……大好きだよ」
その瞬間、また抽送され始めようとは思いもしなかった。
「あっ……! ああっ……! んっ……キョウ君……!?」
更に激しい抽送に、いったばかりの私はキョウ君の顔を驚きながら見上げる。
しかしキョウ君は私の首筋を舐めしゃぶりながら、ひたすら抽送を繰り返すだけだった。