テキストサイズ

「先生、食べちゃっても良い?」

第13章 キョウのマンション




結局あの後もまたいかされた私は、事が終わると身なりを整えながらキョウ君を問い詰める様に質問した。




『何でこんな事するの? 私以外に山田さんとか、他にも可愛い女の子と付き合ってるんでしょ?』と。




しかしそんな私の怒った顔を見ながらも能天気にキョウ君は微笑みながら、落ち着いた様子で答える。




『それよりさ、先生、今日の放課後俺の家来ない?』


『……キョウ君の家?』


『来てくれたら、全部質問に答えるから』







その言葉を信じ、二人の危険を犯してまで私はキョウ君の暮らすマンションへ来てしまった……。




ここにいる事が他人にばれてしまうと、大変な事になるのに。






……けど、どうしてか部屋に入ってしまうと、そんな不安もすぐに消えてしまった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ