「先生、食べちゃっても良い?」
第15章 キョウの部屋
キョウ君の部屋に入ると、また体中を愛撫され、何度もいかされる事は……予想していた。
「……っ、ああっ!」
これで三回目。もう体を動かす事も出来ない私は、ベッドの上に四つん這いの格好で、顔と上半身を崩れる様にしてベッドへ預ける。
両手でしっかりと掴まれている腰は突き上げたまま。
キョウ君のモノが引き抜かれると、子宮をヒクヒクさせながら乱れた息を整える為に深く呼吸した。
「……センセ、もっと?」
が、後ろから降ってきた声に、一瞬で現実へ引き戻される。
「やっ……もう無理……!」
ヨロヨロと上体を起こし、首を横に振ると、私は両手と両膝の力を振り絞り、前へ逃げようとした。
それも、簡単にキョウ君の両腕から阻止されたけど。
「……無理って事は、俺の事好きじゃないって事?」
ふわりと上から覆い被さり、私の体を抱きしめると、キョウ君は不安そうにそう質問した。