「先生、食べちゃっても良い?」
第15章 キョウの部屋
……といっても、こんな格好……正直、不安なんだけど……。
ペットって何するの……?
「先生、とりあえずご飯食べよっか」
「う、うん……」
「洋服着て向こうに行こう」
あ、服着て良いんだ……。
ペット=いやらしい想像をしていた私は、私の体から体を離すキョウ君の言葉を聞き、ホッと安心した。
そして言われた通り洋服に着替えると、キョウ君と一緒にキョウ君の部屋を出て、キッチンで途中だった料理を再開し、完成した料理を食べた。
……ここまでは何もなく、至って平和な同棲生活。
「じゃあ、ご飯も食べた事だし。先生、服脱ごっか」
「はい……?」
ソファに並んで座っていると、急にキョウ君がそう言い出して、やっぱり結局いやらしい事するんだと少しショックだった。
何でも言う事を聞くと言った私も私だけど。
でも、この首輪をつけた格好のまま裸になるなんて、恥ずかしすぎる……。