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そのままキョウ君の顔を見つめながら、私はごくっと唾を飲む。


すると……また私の目の前にキョウ君が座ったかと思うと、一瞬ですっぽりと首輪を頭から首に通された。






「ちょっと、何するの……！」



「これで良し」



「これで良しじゃないでしょう！ キョウ君、お願いだから外して……！」



「やだよ。先生はもう、俺のペットだもん」







首輪をキュッと締められている間、キョウ君の胸を両手で押し、抵抗をしてみたけど、キョウ君から抱きしめられると簡単に流されそうになる。









「俺の事、好きだよね……？ 何でも言う事聞いてくれるんでしょ？」



「……うっ」








私、押しに弱いのかもしれない……。



でもそれだけではなく、キョウ君の不安を消せるなら何でもしたいという気持ちが本音だから。









「うん……好き。何でもするから……不安とか言わないでね」








そう言うと、キョウ君の背中に両手を伸ばし、抱きしめ返した。