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「先生、食べちゃっても良い?」

第15章 キョウの部屋



早く気づくべきだった。
ペットなんて言った時点で、キョウ君が私にこうして意地悪する気満々だった事。






キョウ君からしてみれば、それは調教なんだろうけど。
私には焦らされて……苦しいものでしかない。








「やだ……どうしよう……」







そう呟きながら、私はキョウ君が早く帰って来る事を願うしかなかった。










その願いが通じたのか、10分ぐらい経つとキョウ君は部屋に戻ってきたけど。……それは私にとって、ある意味地獄の始まりだった。

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