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自分のせいで指の間に糸をひかせる程濡らしたキョウ君の手を見つめながら、私は乱れた呼吸だけを整える。




……けど今抽送したせいで、限界の糸の様なものがプツンと切れた。






「泣いてるの？ そんなにいきたかった？ 可愛い、先生」


「……ひどい……」






私の目の端に溜まった涙へキョウ君がちゅっとキスをし、そのまま唇についた涙をペロッと舐めると、私は下唇をキュッと噛みしめる。





そしてその後は……自分じゃないと思ってしまう程、強引にキョウ君の唇へ自身の唇を重ねていた。







「っ、ん……せん、せ……？」







とすぐにキョウ君が驚いて目を見開いた事が分かったけど、もう止める事は出来ず、薄く目を開いたままむさぼる様なキスを続ける。




そうしながら、誘惑する様に胸をキョウ君の胸へ強く押し当てた。