「先生、食べちゃっても良い?」
第17章 終わり
……あれ? もう怒ってない?
キョウ君の笑顔を見ながら、少し安心するも。
ベッドに寝そべって、自分の隣をポンポンと叩くと、
「先生、おいで」
「はい……」
「おやすみのちゅーして」
「……」
言われるがままベッドに寝た私のおでこにキスをして、今度は自分にと甘えてくる。
……こうも豹変されると、反対に困るというか、不思議でならない。
「あの……キョウ君、もう怒って……んんっ!」
質問しようとすると同時、いきなり唇を塞がれると、その気持ちは更に増した。
……何でこんないきなり……
また質問したくなったけど、私の体に覆い被さりながら貪る様なキスを続けられ、苦しくて、息をする事さえままならない。
「んっ……んうっ……んーっ……」
次第に私は、そのキスのせいで意識が朦朧とし始めた。