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「先生、食べちゃっても良い?」

第17章 終わり



部屋の前に着くと、微かに開いている扉から部屋の中が見えた。ベッドの上も……






あれ? ……キョウ君いない。





そう気づいたと同時、後ろから聞こえてきた声。







「覗き? 趣味悪いんだけど」

「きゃあっ!」









キョウ君、いつの間に……

驚いてすぐに振り返った私を、そのままキョウ君はニコリと笑う。








「もう寝る?」

「えっ……うん」

「行こう」








そして、おずおず答えた私の手を、半ば強引に引っ張って、部屋の中へ入った。

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