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「先生、食べちゃっても良い?」

第17章 終わり





「……地獄はこれからだよ、センセ?」





私の顔を見下ろすその笑顔には狂気が混じり、淡々と鳴る時計はまだまだ夜が長い事を知らせる。





「キョウ君、待って……」





足を開いたまま背筋を凍り付かせ、これから起こる事に本気で家庭教師を辞めようと思わされる事になろうとは……。







私はまだ気づいていなかった。

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