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「先生、食べちゃっても良い?」

第8章 図書室


教師と生徒が真面目に付き合おうとするなんてムダ。



それは正論だ。






最後はどちらも傷つくなら、はじめから足を突っ込まなければ良いこと。





抜け出せないところまで落ちてしまったら、……私のような人間になってしまう。









「先生、今日も先生の部屋行ってい?」



「…うん。良いよ」








…この誘惑するような瞳と甘い声。



危険だと、最近やっと分かってきた。







放課後だからって図書室にいつ誰が入って来るか分からないのに。






私達は奥の本棚の前で、深い口付けを繰り返す。








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