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バラードは君だけに

第7章 二人の彼


「海斗が?…まさかそんな…いやぁっ!」


私は愕然とした。
予感は当たってしまった。

「お母さんに…早くお母さんに会わなきゃ。湊さん、今すぐ私を家に連れてって下さい!」

「落ち着くんだ美羽ちゃん!」

「どうして私の為に、海斗が巻き込まれるの…ううっ…」


取り乱す私を湊さんが抱きしめた。

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