バラードは君だけに
第10章 壊れてゆく心
「はっ、今何時…!?」
目が覚めて時計を見ると、午後十一時を回っていた。
あー、また寝ちゃったんだ。
お腹は空いてないから、とりあえずシャワーを浴びる事にした。
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バスルームから出た私は、カバンから携帯を取り出した。
ん?
画面を見ると誰かからメールが来ている。
それは、
湊さんだ…!!!!
《やっぱ大学行けよ。先生も言ってただろ?
せっかく優秀なのにもったいないって。いい加減意地はるなよ!
それだけだ。
じゃあ、おやすみ》
「ふふっ」
思わず笑みがこぼれた。
湊さんらしくて……。
私も、私も返信しなきゃ!