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バラードは君だけに

第11章 愛しの君


海斗side

外は、夏の夜の新鮮な空気の匂いがする。


オレ達は特に話すこともせず、ただ手をつないで歩いていた。

ーーーー

そして二十四時間スーパーのマッ○スバリューに近づいた時だ。

「…っ」


突然美羽がふらふらと、オレの足元に崩れ落ちたのだ。

「美羽っ!?」


「……」

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