太陽も泥でできてるらしい
第2章 晴れの日の話
しかし...今日は本当に暑いなぁ。加えてこれ以上ないほどに嫌な暑さだ。地面からせり上がってくるような熱、蒸し上げるような湿度、人の息のような熱を持った風...吐き気がしてきてしまう。
まだ4限。
今日は部活もないし...
帰ろ。
「なんか気持ち悪くなってきたから帰るね」
適当な知り合いにそう言って、バックを担いで教室を出る。1階の保健室の前の窓から出れば、駐輪場に向かっても大体はバレない。
窓から出る時にスカートが窓枠とレールの間に引っかかって少し手こずったけど、誰にも見られなかったみたい。今日のはグレーのめっちゃ地味なやつだったから助かった。急ごうと思った時に、私の目に止まったものがあった。
蛇口だ。
まだ4限。
今日は部活もないし...
帰ろ。
「なんか気持ち悪くなってきたから帰るね」
適当な知り合いにそう言って、バックを担いで教室を出る。1階の保健室の前の窓から出れば、駐輪場に向かっても大体はバレない。
窓から出る時にスカートが窓枠とレールの間に引っかかって少し手こずったけど、誰にも見られなかったみたい。今日のはグレーのめっちゃ地味なやつだったから助かった。急ごうと思った時に、私の目に止まったものがあった。
蛇口だ。
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