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きみじゃなきゃだめなの

第1章 きみじゃなきゃだめなの1

リビングに入ると近所で買いましたってチリビーンズやらなんやらをわざわざお皿によそい直してるウィルがいた。

「そのまま食べればいいじゃない、
お皿洗うの君がやってよね」

可愛くない口を聞いてしまうのもいつものこと。

だってエプロンをした義兄のウィルが
かわいくてかっこ良くって
嫌ってほど見てるのに目が離せないんだもん。

平均よりちょっと低い身長、自称6フィートだけど絶対嘘だって子供でも分かるよ。

無造作といえば聞こえのいい
適当な、金髪なことだけが救いな髪型。

良く言えば難のない、普通に言うと無個性な顔と、
とっくに成人してるように見えないおっきな緑の目。

ううむ微妙だよね

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