テキストサイズ

きみじゃなきゃだめなの

第2章 きみじゃなきゃだめなの2

よし作戦成功!

濡れた頬を適当にぬぐってニッコリ笑ったら
ウィルはびっくりしましたー!って顔で目を見開いてた。

あ、すっごい驚いてるね、

おっきく開かれた緑の目がキャンディみたいでおいしそうだな

ちょっとうるんでる気がするけどわたしが泣いたがショックだったの?

「お前なぁ…」

あ、嫌そうででもちょっとほっとしたみたいなその表情イイね

もう、かわいいなぁ、
こんなのにだまされちゃうなんて

何年一緒にいたらわたしの嘘なき覚えるのさ?
まぁ嘘泣き自信あるんだけど
本当の涙とフェイクの涙位見抜いてほしいんだけどなぁ

女の子はみんな女優なんだよ?なーんてね

「明日楽しみだね」

袖で涙をぬぐってウィルにハグした。

私の気持ちが伝わればいいのに!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ