テキストサイズ

百鬼夜行左藤家黙示録

第12章 激闘雀鬼


「殺ぉすぅぅう!」

「ひぃいー!
待ってくれ!違うんだ!
俺は関係ない!義明に頼まれて!」

「きえぇ!!死ぬうえぇ!!」

「うわあああああぁぁ!!
……ふぅ夢かあ」

あの日以降
ほぼ毎日悪夢にうなされている
次義男に遭遇したら
私の人生が終焉を迎えても
おかしくは無いだろう

私はどうかしていたのだ
義男に自ら関わるとは
それも鍵を盗もうとしたなんて
紐無しでバンジージャンプに
等しい行為である

だがよく考え直せば
元凶はほぼ全て義明にある
今日こそ思いの丈をぶつけ
彼との付き合いを絶ってみせる

ストーリーメニュー

TOPTOPへ