百鬼夜行左藤家黙示録
第10章 堕落の果て
最近私には1つだけ
疑問な事があるのだ
その日も普通に学校が終わり
自宅に帰宅した
だが家の扉を開けると
「うういーす!お疲れ!」
なぜか義明がいるのだ
それにしてもこの男が着てる服
遊んでいるテレビゲーム
食べているお菓子
全て私の所有物である
「なんでお前は毎日毎日
俺の家にいるんだよ!?」
「まあ固いこと言うなよ!
なにしろ家には親父がいるからな!」
全く理由になっていないが
義明は先日の食い逃げ事件以来
クラスメイトに殴られるのを恐れ
学校に行けなくなっていたのだ