Sparkling!
第10章 愛のしるし
相葉side
「えっ?これくれるの?」
松「うん。街で買い物してたら雅紀に似合う、と思って、何となく。」
照れ臭そうに、鼻の頭を掻く松潤。
毛足の長い、見るからに肌触りの良さそうなカシミヤのセーター。
「ありがと!!大事にするからね?」
松「そこ、見られたらハズいでしょ?」
「あっ…!///」
首もとのキスマーク。
3日前、楽屋でにのに、
二「相葉さん、そこ、虫に刺されたんですか?」
「へ?」
指摘された首もとをなで回す。
二「赤い痣みたいなものがついていますけど?」
えーっ!!もー、いつも言ってるのに!!
見えるところに付けないで、って。
松「ごめん。つい、雅紀が可愛くて…。」
「こっ!!これから気を付けてよね?」
松「約束できるかな?俺。」
松潤の顔が近づいてきて、
あと、数センチ、いや、数ミリで、ってところで、
入り口で誰かが咳払い。
慌てて離れる。
櫻井「何回かノックもしたし、声もかけたんですけどね?」
「し、翔ちゃん…。」
お預けかあ、と、俺の手をそっと握る松潤。
名残惜しそうに俺も握り返すと、大きく伸びをしながら楽屋を出ていった。