Sparkling!
第2章 とある日常。(大宮編)
二宮side
俺、最近、ある人と住み始めたんですけどね?
あ、気が付いたら寝てる人なんですけど(ヒドイ…)。
その人、スッゴいめんどくさいんですよ。
初めは別に、真剣に相手してなかったんですけど、
段々と向こうも俺のそういうところに気づいて、
色々要求してくるようになったんですよ。
例えば…。
大「ただいま〜♪」
二「お帰りなさい。あ、ご飯出来てますよ?何なら風呂も何時でも入れますし。じゃ、俺、忙しいんで。」
と、自分の部屋に入ろうとしたその時。
大「え〜、こんなんヤだよ〜。」
と、玄関に仰向けになってじたばた。
…はあ、まーた、始まった…。
大「ちゃんと聞いてくれなきゃヤだ!!」
もー、これで俺より年上だっていうんだから、ホント手がかかる、ったらありゃしない。
二「はいはい。じゃあ、ご飯にします?お風呂にします?」
でも、ホントに面倒なのはここからなんです。
何でか、と言いますと…。
大「…足りない。」
二「はい?」
大「もう1個選択肢が足りない!!」
そう、アレですよ、アレ!!
『…それとも、俺?』