Sparkling!
第14章 カズナリとマサミ
相葉side
はー、もー、落ち着かない…。
スマホを弄りながら、かなり短くされてしまったスカートの裾を気にしてみたり、
どっかの少女マンガで見たことあるみたいなくるくるのフワフワのロングのヅラを弄んでみたり。
大「相葉ちゃん、可愛い♪」
松「俺、脱がせたい。」(←せっかく着せたのに?)
櫻「………。」
大「もー、翔ちゃんてば、見惚れてんの?」
櫻「べ、別に、」
松「にのにフラれても俺が慰めてやるから。」
そう言いながら腰に手を回してくる松潤。
「…遠慮しときます。」
で、何だかんだでベタな待ち合わせ場所、ハチ公前。
…おっそいなあ、にの。
エロい目で見てくるオッサンから隠れるように少し立ち位置を変えながら、
にのを待っていた。
…余計なこと、言わなきゃ良かった。
そう思いつつ、何気に顔をあげると、
二「マサミちゃん、お待たせしました。」
は?マサミ…ちゃん?
二「すみませんね?ちょっとロケが長引いちゃって。」
恥ずかしそうにスカートの裾を握りしめる俺の手を取ると、
にのは少し照れたように笑いながら俺の手を握ってきた。
二「さ、行きましょうか?」