Sparkling!
第19章 好きって言葉が言えなくて・その後②
櫻井side
半ばやけくそでローションを手にしたものの、
こんな、女王さま(松本さん)と下僕(自分)みたいな態勢じゃなんだから…
と、そう思った俺は、松潤の腕を引っ張って、
倒れ込んできたところを抱きしめた。
松「つっ…!翔さ…」
俺の名前を言いかけて、開いた唇を塞ぐ。
苦し気に藻掻く松潤の上に覆い被さるように、
唇を貪り続けた。
角度を変えながら、
声を潜めるように名前を呼びながら、
唇を吸い上げ、舌を追いかけた。
解放してやると、
潤んだ目を逸らして、俺にしがみついたまま肩を上下させた。
「まだ、序ノ口だよ?」
松「あっ……!!」
耳元に唇を寄せ、息を吹きかけるように囁き、
耳元から顎のラインに沿って舌をつ、と這わせた。
松「んっ…くっ…。」
腕で顔を隠しながら、僅かに顎を上向けた。
「俺に溺れさせてやるから…」
シャツのボタンを外しながら、
程よく筋肉質なのに色白なその肌触りを味わうように、
シャツの内側から手を入れて胸元を開いた。