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松本side


溺れさせてやる、って…


俺、とっくに翔さんに溺れてるよ？



あの低い声で囁かれて、


あの唇でキスされて、



あの腕に抱かれて…





もう、あなたに何度溺れたか分からない。





肌理を確かめるかのように動いていた翔さんの手が、



中途半端に肩に引っかかっていたシャツを肩から引き抜き、床に落とした。



首筋に顔を埋めていたはずの顔を上げてこちらを見た。



櫻「何だ…気持ちよさそうな顔してんじゃん？」



翔さんは、ニヤリと笑うと、



乱暴に唇を吸い上げるようにキスしてきては、 頬に両手を添えたまま唇を離して、



また、顔を覗き込んできた。



櫻「お前のその顔、スッげぇハマるわ。」


「っつ……!!」



勝ち誇ったように笑う。


でも、自分でも分かるぐらいに顔が熱い。



翔さんの触れた処が熱を持ったみたいに熱い…。



逆に煽られて、熱くなってる自分が、



…何だか悔しい…。



徐に、翔さんの手が下に滑り降りてきて、腰を抱き寄せる。



櫻「忘れてた。」


「え…？」


櫻「ココ。まだ、途中だった。」








そう言いながら、中途半端に昂ったままの俺のモノを、空いてる手で握り込んだ。