Sparkling!
第19章 好きって言葉が言えなくて・その後②
櫻井side
松潤は怖いぐらいの笑みを浮かべると、
立ち上がって俺のそばにやって来た。
松「ね、答え、見つかりそ?」
と、俺のスマホの中を覗き込んだ。
松「翔さんは、どれがいい?」
「へっ?あっ!?お、俺は…?」
松「両方、買っちゃおうか?」
と、迷うこと無く、買い物かごへ。
松「楽しみだね?」
意味深に笑うと、松潤は楽屋を後にした。
そこへ、一部始終を見ていた相葉くんが俺の側に来て、
こっそり耳打ちしてきた。
相「ね、ね、翔ちゃん?」
「な、何?」
相「それの使い心地、後で教えて?」
「は?」
相「俺、買ったは買ったけど、まだ、使ってみたことないんだよね?特に、こっち、とか?」
と、香りつきの方を指差した。
「おっ…俺もまだ使うなんて…」
二「いいんですよ?翔さん、そんなことしなくても?」
これまた、怖いぐらいに微笑みながら、
楽屋の外へ、痛い痛いと叫ぶ相葉くんの耳を引っ張りながら出て行った。
大「翔ちゃん、答え、って、何?どゆこと?」
「さあ…?」
結局…
なんなんでしょーね?
―おしまい。