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Sparkling!

第1章 ややこしい話。

櫻井side


大宮コンビに嵌められて(そういうことにしといて下さい。)、


相葉くんと付き合いはじめて早3週間、


同じ屋根の下に住んでいるにも関わらず、わざわざ外で待ち合わせて食事に行ったり、遊園地行ったり、映画行ったり。


でも、


チューとかまだその先はしてない。


てか、あり得ない。


想像出来ない。


男同士だよ?ましてや仲間の相葉くんだよ?


あー、もう、今日の夕飯も、

「はい、あーん♪」

とかさせられて、

みんなに囃し立てられて、

無理矢理笑顔とか作って、

「美味しい?」「うん♪」


とかやらないとダメなんだろうな(真面目に悩んでる)…。


問題は寝る時。


そう、寝る前の何かを期待して、


目をうるうるさせて俺を見上げる相葉くん。


今までのチューといったらおでことか頬っぺたとかだったけど、


…そろそろ誤魔化しきれないだろーな。


あーあ。


新聞を広げては見たけれど、


内容が全く頭に入んねーよ!


と、新聞を頭に被せてボヤいていたら、


「何ぶつぶつ言ってんの?」


ちょっと濃いけど、その甘いマスクと声で、

世の女性をメロメロにする男、


松本潤。


今日も爽やかな笑顔で、爽やかな汗をかいて、


颯爽と現れる。



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