Sparkling!
第1章 ややこしい話。
白いタオルで汗を拭きながら、
500mlペットボトルのミネラルウォーターで喉を鳴らす様の、
かっこいいこと。
「何、恋の悩み、とか?」
「え゛っっ!」
白い歯を見せてニコッと笑う。
ちくしょー!!今のアイドルスマイルでまたファンが10000人(何が基準?)増えるぜ!!
「相葉くんとうまくいってないの?」
「いや、あ、えーと…。」
俺の隣にスマートに座る松潤。
「いや、何て言ったらいいか…」
俺が言葉を濁していると、
「昨日、相葉くんから相談されたんだよね。」
え?相葉くんが?
「翔くん、俺のこと好きじゃないのかな?って。」
いや、それ以前の問題なんだけど…。
「一緒にいても楽しくなさそうだって…。」
「…」(ちょっと申し訳ないと思っている。)
「翔くんさあ、もしかして他に好きな人いるとか?」
「いや…いないけど。」
「じゃあ、もっと相葉くん大事にしてあげないと。」
え!?
「だって、相葉くん一筋なんでしょ?」
何でそうなる?
「俺から相葉くんに言っといてやるから。」
な、何を?
「翔くんも相葉くんのこと好きだって。」
「い、いや、いいよ。言わなくて。」
「俺に任してよ。うまく言っといてあげるからさ?」