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Sparkling!

第4章 キミのために…。



松本side


楽屋にて。


二「うん。やっぱムズいな…。」



珍しく、ゲーム機ではなく、カタログを片手に難しい顔をしているにの。



「何のカタログ?」


二「ああ、画材のカタログですよ。もうすぐオジサンの誕生日ですからね?」

「へーえ。はいはいご馳走さま。」


二「ちょっと潤くん変な風に勘ぐるの、やめてもらえません?」


「ん?違うの?」


二「違いますよ。ルームシェアさせてもらって、金銭的に助かってるんで、そのお礼ですよ。」


「ふーん…。」(←ニヤニヤしながら見ている。)


二「だから、俺の気持ちですって!感謝の気持ち!」


「で、決まったの?」


二「それが、このカタログにでている道具が何に使う道具なのかがイマイチよく分からなくて…。翔さんにも相談しようと思っていたところなんですよ?」



へーえ、何だかんだで可愛いとこあんじゃん?にの。



「例えば、珍しい色の絵の具とかは?」


二「絵の具…ですか。でも、色の名前とか俺、分かんないからなあ。」


「専門店とか行って聞いてみたらいいんじゃない?」


二「いいかもしれませんね?ちょっと考えてみます。」



さっさとカタログをしまうと、ゲーム機を取り出し、いつものように没頭するにの。



…そう言えば、来月、雅紀の誕生日だったな?




俺はどうしようかな?

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