Sparkling!
第24章 幸せになるために… (s × o )
櫻井side
二「今さら、なんですけど…」
再びゲーム機に目線を落とす。
そこへ、愛しの智くんが、
眠たい目を擦り、小さなアクビを繰り返しながら、
にのの背中に飛び付きしがみつく。
二「も〜俺はあなたの止まり木じゃない、って何度言やぁ分かんのよ!?」
大「にのぉ、眠〜い。」
二「俺より、止まり木に相応しい人たちがあそこにいるでしょうが!?」
大「やだっ!!にのがいい。」
やだっ?て…そっ、そんな智くん。
二「大野さん、特にあの撫でってる方とかオススメですよ?」
大「翔ちゃんのこと?」(←笑)
「………」(←ちょっと傷つく撫でってる人。)
二「でも、肩に手を乗っけるのはムズいかもですから、おんぶ、じゃなくて、抱っことかのほうがいいんじゃない?」
だ…だ…だ…だっ…抱っこ?(↑何かを妄想してしまったらしい。)
その時、何やら鼻から温かいものがすぅーっと流れ落ちてきた気がして、
手でごしごし拭った。
相「わっ!!翔ちゃん、血が出てる!」
大「えっ?翔ちゃん、ケガしたの?」
相葉くんが慌ててボックスティッシュを俺に手渡す。
ティッシュの鼻栓を突っ込んだ情けない俺の目の前には、
いつの間にか、
心配そうに覗き込む智くんの姿があった。