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櫻井side


松「…誰に気ぃ遣ってんの？」


「そんなんじゃない、って!?」


松「俺に遠慮してんなら余計なことだからな？」


「だから、違う、ってんだろ!?」



胸ぐらを掴んでいた松潤の手を振りほどく。



松「へぇ…じゃ、何？」


「智くんが…言ったんだよ。」


松「何て？」


「…距離を…置かないか、って？」



俺を見る松潤の目が揺らいだ。



松「りーだー…が？」



思い出したくなかったのに…。



涙を堪えるみたいに唇を噛みしめながら、



「大『知らない間に誰かを傷つけてるなんてイヤだから…』



って…。」


松「バッ…カじゃねえの？」


「はあ？松潤、お前、今、なんて？」





さっきとは逆に、


俺から松潤に掴みかかろうとした時だった。



大「翔ちゃん、止めて!!」


智くんの後に続いて現れた相葉くんが、



俺の動きを制するように立ちはだかった。



松「なん…だよ、俺だけ悪者かよ？」


大「松潤、ごめんね？そんな風に思ってたなんて…」



涙声で俯く松潤の手を握りしめる智くん。






大「逆に、傷つけてたなんて…。」