Sparkling!
第24章 幸せになるために… (s × o )
櫻井side
大「ごめんね松潤。ごめんね?」
智くんはポロポロと涙を溢しながら、
松潤の手をずっと握りしめていた。
松「何でだよ!どうしてそんなわざとらしいことしてんだよ!?」
大「だって…」
松「もっと、堂々としててくれよ!?でないと、闘志、湧かないじゃん?」
大「は?闘志…って!?」
松「翔さんからりーだーを奪い取ってやる、っていう闘志、だよ?」
大「ダ、ダメだよ、松潤。ケンカはダメ!!」
松「別に、殴り合いのケンカをする、って意味じゃないから!?やるんなら、正々堂々とやるよ?」
大「ま、松潤…」
松「だからさ、堂々とチューでも、エッチでも何でもしてなよ?」
大「エ、エッチ…って//////」
「バッ、バカやろ!!人前でそんなことするかよ!?」
松「例え話だって!?」
俺と智くんを見比べながら、
松潤はニヤリ、と笑った。
松「なんてったって俺の方が翔さんよりイケてるし?」
「はあっ!?」
色めき立つ俺を、相葉くんが後ろから羽交い締めにして制止する。
松「それに…」
すれ違いざまに松潤が小声で耳打ちする。
松「好きな人、目の前にして我慢できんの?」