Sparkling!
第25章 バレンタイン狂想曲
大野side
「ねえ、にの?」
二「何ですか?」
ゲームに没頭しているようで、
ちゃんと話を聞いてくれている、にの。
だから…
「大好き〜♪」
後ろから突然、抱きついてみる。
二「わっ!?ちょ、何してるんすか?」
「ちょっと脅かしてみただけ〜♪」
ったくもー、とぶつぶつ言いながら、にのはゲームを再開した。
「ねえ、にの?」
二「………」(←無視…というか警戒している。)
「何で無視するの?」
二「…だから、何ですか?」
「にのは今年は相葉ちゃんに何あげるの?」
二「あげる、とは?」
「バレンタイン。ね?どうするの?」
二「どうもしませんけど?」
「あげないの?」
二「は?逆に、何であげなきゃなんないんですか?」
…………。
「…それもそうか…」
二「男同士なんだし、俺のことが好きなら、テメェからよこせ、ってぇの!!」
「きゃあ、にの、カッコいい〜!!」
思わずにのに抱きつき頬をすりすり。
二「アナタもあげてばっかりいないで、たまにはよこせ、って言ってやりなさいよ!?あの撫で肩に!」