Sparkling!
第27章 蜜月 〜side B〜 ② (S × M)
潤side
「………」
まだ38℃もある。…
昨日の5人での仕事の時から何だか熱っぽくて、
口数が一段と少ない俺のことにいち早く気づいたりーだーが声をかけてくれた。
智「顔、赤いよ?熱あるんじゃない?」
雅「えっ?翔ちゃんに見惚れてたんじゃなくて?」
二「何でも笑いに変えようとするのはアナタのいいところではありますけど、悪いところでもありますからね?」
って、みんな、それなりに心配してくれるのは嬉しいんだけど…。
雅「で、そのカレシの翔ちゃんは?」
翔さんは自分のスケジュールのことでマネージャーに話をしてくるとかで今、ここにはいなかった。
「今、薬飲んだし多分、もう大丈夫だ、と思う。」
智「そう?あまり無理しないんだよ?」
雅「いざというときは、俺が松潤をカバーしてあげるからね?」
二「アナタの場合は『してあげる』じゃなくて『させてください』でしょ?日本語違いますから。」
雅「かもしんないね♪あはっ。」
程無くして、翔さんが難しい表情のまま楽屋に戻ってきて、そのまま、真っ直ぐ俺の目の前まで歩み寄ると、
額に手を当てた。