Sparkling!
第27章 蜜月 〜side B〜 ② (S × M)
翔side
俺が潤めがけて歩み寄ると、
3人は、海が割れて道が出来るがごとく道を空けてくれて、
少し、ぐったりしている潤の隣に座り、額に手を当てた。
「かなり熱いな?平気か?」
潤「平気、じゃないけどあと少しだし頑張るよ?」
「そ、か。終わったらソッコー帰ろうな?」
嬉しそうに頷く潤。
背後に視線を感じて振り返ると、
それぞれ慌てて目を逸らす3人の姿が。
まあ、いいか。
収録も無事終わり、
俺は潤を抱えるように車に乗せた。
ヤバいな…もしかしたら熱、あがってんじゃね?
ってなぐらい潤の体は熱くて、
額に汗さえ浮かべていた。
「病院、寄ろうか?」
後部座席でぐったり横たわる潤に声をかける。
でも…
潤「平気。薬も飲んだし、一晩寝たら治るよ。」
…思えないから言ってんだけど?
マネージャーに手伝ってもらって、潤を部屋に運ぶ。
スッげぇ汗かいてるから、まず、着替えさせないと…
潤の家には何度か来ているからどこに何があるかは分かってる。
けど、
どーやって着替えさせようか?