Sparkling!
第30章 dear【 N 】
(〜智version〜)
和也side
智「ねーねー、見て、にの?」
「何ですか?」
智が徐に取り出したTシャツ。
そこに描かれた人物画。
智「フフっ。これ、誰だと思う?」
まさか、とは思いますが…
「もしかして俺…ですか?」
智「そ!にのの誕生日のプレゼントォ〜♪」
プレゼントォ〜♪じゃないのよ。
俺、いらない、って言ったでしょ?
智「ね?いいでしょ?」
「……悪くはない…ですけどね…」
智「気に入らない?」
泣きそうな顔で俺を見つめる智。
「……いただきます。」(←ものすご〜く小さい声で)
智「ほんとに?」
嬉しそうな顔をする智に、
ちょっとくすぐったい気持ちになる。
智「やっぱり、にの、って好き!!」
俺に抱きついてきて頬にチューをしてくる智。
そこへ、タイミング悪く翔さんがやって来る。
翔「あーっ!にのと智くんがイチャイチャしてる!!」
智「えへへ。いいでしょ?」
そこへ、他の二人も混ざって、
楽屋は一気に賑やかになる。
智「みんなの分もあるよ?」
はい?
一足お先の俺へのバースデープレゼント、って言ってませんでしたっけ?
智「これが翔ちゃん、相葉ちゃん、で、こっちが松潤。」
すいません、大野画伯、
俺の誕生日、どこいっちゃったんですか?