Sparkling!
第32章 Baby red
翔side
雅「ね、何か、すごい盛り上がってない?あの三人?」
「…そうだね?」
どーでもいいわ。
雅「ね、翔ちゃん、松潤とやった、ってホント?」
手にした新聞を思わず取り落としてしまう。
雅「俺のことはさあ、全然興味なかったみたいなんだけど、『しょうこ』ちゃん、て、きっと松潤のタイプに近かったんだろうね?」
「あのさ…言おう言おう、って思ってたんだけど、俺と松潤、何もなかったから。」
雅「え?そうなの?」
いつから食べてたのか、相葉くんは口の回りを粉まみれにして大福を頬張っていた。
「いいよなあ、甘いもん食ってもモデル体型維持できてる人は…」
と、半ば相葉くんから強引に握らされた大福をかじった。
「うま。」
…やっぱ、甘いもんは止めらんない。
すると、後ろから誰かが俺の首まわりにしがみついてきた。
潤「おいしそーじゃん!?」
雅「あ、松本さんの分もあるよ?」
潤「いい。俺、『しょうこ』からもらうから。」
は?
モソモソと大福を口に運ぶ俺を見て松潤が一言。
潤「太るの気にしてんの?女の子は少しポッチャリしてた方が魅力的だよ?」
と、まーた、あのカッコいい顔で笑った。
松潤、お前とゆー男は…!?
また、ファンが増えるだろが!?
『Baby red』 end.