Sparkling!
第5章 温泉に行こう!! その1
櫻井side
相「ね、ね、翔ちゃん、お正月の予定なんかある?」
楽屋で、新聞を広げていると、意味深な笑みを浮かべながら、相葉くんが耳打ちしてくる。
「家族で過ごす予定だけど?」
すると、相葉くん、俺の肩に手を回し、隅っこへ移動。
相「温泉行かない?」
「相葉くんと?」
相「と、にのと…。」
ソファーの上でじゃれあっている智くんとにのをロックオンする相葉くん。
相「翔ちゃんの愛しのリーダーと。」
「えっっっ!!」
さっ、智くんと、温泉!?
俺の手から新聞がするり、と抜け落ちる。
相「リーダーの入浴シーン、見たいでしょ?」
俺の脳裏を過る、湯けむりの中で、
振り返って色っぽく微笑む智くん。
相「もー、翔ちゃん喜びすぎ〜!うぐっ!」
慌てて相葉くんの口を手で塞ぐ。
「相葉くん、声が大きい。」
智くんをちら、と見ると、
相葉くんとじゃれてるぐらいにしか思っていないのか、
にのと談笑していた。
相「で、行くの?行かないの?」
「行きます!」
行くに決まってんでしょーが!!